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映画『それでも夜は明ける』感想 | 奴隷制度や自由黒人。自由の国の黒歴史を学ぶ。

1人の自由黒人が拉致され、12年間奴隷として生活。
という話ですが、
そもそも、自由黒人ってなに?
という感じ。

そして映画は悪くない。
苦しい学びだ。

完全主観評価星3.5個

▶星0~1:製作側に意地悪された ▶星1.5~2:後悔 ▶星2.5~3:相性がやや悪いのか ▶星3.5:楽しめた♡ ▶星4~4.5:ハリーポッター ▶星5:観るべき映画

映画『それでも夜は明ける』黒人の奴隷体験記

原題   : 12 YEARS A SLAVE  (日本語訳は《12年間、奴隷として》 )
製作年度 : 2013 年
上映時間 : 134 分
監督   : スティーブ・マックイーン
主演   : キウェテル・イジョフォー (ソロモン・ノーサップ役)
ジャンル : ノンフィクション・伝記ドラマ・歴史ドラマ 観ていて辛いシーンも多々ある、、

12年間の奴隷を経験した黒人、ソロモン・ノーサップの実体験を描いた奴隷体験記を原作に作られた映画。
2013年のアカデミー賞・ゴールデングローブ賞にて [作品賞]を受賞していて、他にも複数の賞を受賞している、衝撃の歴史を描いたノンフィクションの名作です。

あらすじ(ネタバレ無し)

アメリカでの黒人奴隷制度の廃止前。
家族と共に生活をする一人の自由黒人ソロモン・ノーサップ。
(自由黒人とは、奴隷ではなく自由を手にしている黒人)
ある日、ソロモン・ノーサップは白人に騙され、奴隷として拉致されてしまう。
家族に何かを伝えることもできずに、突然拉致されたソロモン・ノーサップはその後12年間の奴隷生活を過ごすことになる。
突然自分が奴隷として販売されると思うと、、。
すごく怖いお話ですが、実際に100年近く起こっていた出来事です。

映画『それでも夜は明ける』のネタバレ感想

以下ネタバレ含みます

本当は星4を付けたかったのですが、
「楽しかったー!」とは言えないし、かなり苦しい現実。
ということで、
今回は3.5としました。
しかし、SHIMURA的にも観ておいて(知っておいて)よかった1作です。

以下ネタバレ感想▼

主人公のソロモン・ノーサップはアメリカ北部で暮らす自由黒人。
極悪な白人に騙され、拉致され、
アメリカ南部で奴隷として12年間生活します。
もちろん、最終的には奴隷を終える事が出来ますが、奴隷制度がどういったものだったのか。
歴史を学ぶという意味で大切な映画でした。

ただし、映画内には目をつぶりたくなるような黒人差別/奴隷への描写がいくつもあります。
その現実とは思えない描写を無くしてしまえば、映画の意味は無くなってしまいます。ですが、やはり明るいお話では無いし、今の日本の生活から考えると、現実とは思えない常識がいくつもでてきます。

勉強不足の僕には映画冒頭から驚きだった言葉。
“自由黒人”

これアメリカのお話なんですよ。
自由の国のお話です。

自由って当たり前に感じますが、当時のアメリカの黒人はそうではなかったようです。

“自由黒人”という呼び方をするくらいなので、黒人の自由は当然ではありませんでした。
奴隷と黒人が同義語としてとらえられていたようです。

そして、黒人は問屋さんみたいな、ところで売買されます。
労働力として奴隷黒人をお金で買う事ができ、さらに転売することもできると。
そして、満足いく働きでなければ鞭打ちを行う。
奴隷の黒人はノルマを達成する事が出来なかったり、反抗的だと鞭で打たれます。日本人は鞭で打たれたことが無い人がほとんどだと思いますが、鞭って凄いんですよ。
恐ろしい武器です。(武器と呼ぶのかな?違うかな?)

映画として終始ドキドキするような感覚や、盛り上がり部分こそありませんでしたが、奴隷制度がどういったものだったのか?
という事で、地球上で過去に起こっていたことを学ぶ機会になると思います。


最後に、
『それでも夜は明ける』を撮ったスティーブ・マックイーン監督はイギリス人の監督さんです。
俳優のサミュエル・L・ジャクソンが、否定的とまでは言いませんが、アフリカ系のアメリカ人に撮影してほしかったと受け取れるような事を言っていました。

その際に”『それでも夜は明ける』も良いけど、○○の方が良い”と言っていましたが、その映画がこちら。

こちらの映画を監督しているのはライアン・クーグラーさん。
マイケル・B・ジョーダンとのコンビで『ブラックパンサー』や『クリード』シリーズを撮っています。

映画『それでも夜は明ける』から学ぶ《黒人の奴隷制度》

学びのきっかけ程度に少しだけ見て!

映画を基に(きっかけに)、少しだけでも《学び》を。
ということで、
今回はそこまで昔の話でもない。
黒人奴隷のお話です。
悲しいお話ではありますが現実にアメリカで起こっていた事です。
せっかくなので知識を共有しましょうぜ。

黒人は当然奴隷。例外は有り

奴隷を購入して働かせる流れは、おそらく1700年代から。
アメリカ合衆国として独立したのが1776年。
奴隷制度が廃止されたのが1863年。

アメリカ合衆国は、実は日本のように歴史が長くありません。
アメリカがアメリカ合衆国として独立した時。
分かりやすく言うと、今のアメリカが出来た時ですね。

すでに黒人は白人の奴隷でした。
そして、それが当然の事なので”奴隷黒人”とは言いません。
逆に自由を手にしている黒人は少ないので”自由黒人”という言葉があり、さらに自由黒人であることを証明できる証明書を携帯しなければいけませんでした。

奴隷は何をしていたのか

アメリカは約100年間、黒人の奴隷を使いながら、今のアメリカの地位を築いていったわけです。
黒人奴隷に鞭を打ち、一生懸命働かせたんですね。
しかし、そんな黒人奴隷たちはいったい何をさせられていたのか。

それは映画でも同じですが、農業です。
まだ農業などの作業が機械ではなく手作業の時代です。
当時アメリカの南部では、綿花・たばこ・サトウキビなどを多く作っていました。
土地が広く、アメリカが農業大国になるまで。
それらの基盤を作り上げたのが黒人の奴隷でした。

映画では、ソロモン・ノーサップは綿花を摘む作業を永遠とやっています。

奴隷制度はどのように終わったのか

奴隷解放宣言(Emancipation Proclamation)。
アメリカ南部と北部の内戦中に、エイブラハム・リンカーンが命じた宣言です。
南部では綿花での農業が栄えていた為、奴隷がいなくなると困る状態。
北部は商業・工業が中心となっていました。
南部の州は奴隷が使えなくなると農業の効率が落ち、困るため「もう俺らアメリカやめる!!」という事で、内戦になりました。
しかし、内戦になる前に、奴隷解放宣言を出したわけでは無く、正式に解放宣言を出したのは戦争中です。
結局、アメリカ南部は戦争に敗れ、リンカーンは暗殺されました。
そうして、奴隷制度は終わったわけですが、黒人に対する人種差別はまったく終わっていませんね。

奴隷が終わると、次は人種差別

当時、黒人は同じ人間としての扱いを受ける事ができませんでした。
感覚的には馬や牛のように扱われてきたことだと思います。
それも、小学校の虐めのように、数日とか数か月ではありません。
正しくは100年以上です。

奴隷と言う制度はとりあえず終焉を迎えたわけですが、黒人への差別は今もなお続いています。

そろそろ眠くなってきたので、黒人への人種差別について触れた映画の記事を載せときますね。

映画『それでも夜は明ける』 まとめ

日本人のように、奴隷や人種差別にあまり関心が無い世代にこそ見てほしいです。
もう少し人種問題系を観てから、
そろそろマーベルおじさんに戻ろうかと思います。