ネタバレ感想

『タイラー・レイク -命の奪還-』ネタバレ感想 | ガンアクションだけは超1流

タイラーレイク映画感想

肉弾戦で大型の銃(マシンガン?)とハンドガンを使い分けるクリス・ヘムズワースがかっこいい。
ただただそれだけ。

完全主観評価星3個

▶星0~1:製作側に意地悪された ▶星1.5~2:後悔 ▶星2.5~3:相性がやや悪いのか  ▶星3.5:楽しめた ▶星4: 楽しめた♡ ▶星4.5:ハリーポッター ▶星5:超ハリーポッター

映画『タイラー・レイク -命の奪還-』 ゲームのようなアクション映画

原題   : Extraction
製作年度 : 2020 年
上映時間 : 117 分
監督   : サム・ハーグレイブ (初監督作品)
主演   : クリス・ヘムズワース (タイラー・レイク役)
ジャンル : アクション

この映画の最も注目すべきところが、監督のサム・ハーグレイブ。
彼の監督作品第1号となったのが本作なわけだが、サム・ハーグレイブはもともとスタントマン・スタントコーディネーターをしていた人物で、マーベルシリーズやDCなどの実写アメコミ映画でもスタントのコーディネートなどをしてきた。
そんな一流のスタントコーディネーターの初監督作品が、しょぼいアクション映画なわけがない。

ザッとあらすじ(ネタバレ無し)

インドの麻薬王の息子が、バングラデシュの麻薬王に誘拐され、その息子を救出に行く事になった傭兵のタイラー・レイク(クリス・ヘムズワース)。
お金で雇われバングラデシュまで救出に行くタイラー。
救出自体は問題なく終わるのだが、チーム・バングラがしつこく追いかけてくる。。
途中からマーク・ウォールバーグの『ローン・サバイバー』を観てるかと思った。
ということで、ひたすら逃げるお話でっす。

ネタバレ感想・考察 | ラストシーンの意味は?

またnetflixのアクションシリーズを鑑賞してしまった。
アクションが好きなわけでは無いが、アベンジャーズの「とんかち神様」ことクリス・ヘムズワースが出ているということで。
『6アンダーグラウンド』はアクションだけ派手な映画で、
『タイラー・レイク -命の奪還-』も同じくアクションだけが一流の映画。
ただし、一流アクション映画を搔き集めた中で比較しても『タイラー・レイク』は凄かった。
僕の男心をコチョコチョとくすぐられました。

ネタバレ感想

以下ネタバレ含みます

最初にざっと内容をまとめてみます。

インド麻薬王 vs バングラデシュ麻薬王。
インド麻薬王から子どもを誘拐したバングラ麻薬王。
インド側から救出の依頼を受けたのがタイラー・レイク。
子ども救出後に追いかけられ、子どもは助けるが死ぬタイラー
というお話です。

バングラデシュの麻薬王は警察とのつながりも深い為、
バングラデシュから逃げようとするタイラー達を大量の警察が追いかけてくる。わけですが、警察の他にも、いわゆる少年兵なるものが追いかけてきます。
少年兵は体も小さく大した戦力にはならないのですが、最後はそんな少年兵に殺されてしまうタイラー。

本作では登場人物の成り立ち、背景の描写が非常に弱く、本編を通じて感じ取れるキャラ背景情報が少ないです。

・タイラーは過去に息子を亡くし、立ち会わなかった。
・少年兵は自分が生き残る為に全力を尽くす。
・誘拐された少年(オヴィ)は親に大切にされていない。

ざっと言うとこんな感じ。(他2名ほど重要人物がいますが、、)
タイラーは過去に6歳の息子を病気で亡くした際に、傭兵として自ら志願、出征し子どもの死から逃げ出したという過去があり、そのときの罪悪感がトラウマのように刻み込まれているようでした。
しかしそんな過去があると言えども、親に大切にされておらず中途半端にデカくなっているオヴィを、あそこまで大切にする事には少し違和感が。
オヴィが無力で可愛い年齢でもない。(江戸時代なら多分成人)
ここらへんタイラーの過去の情報が少ないからか理解しにくい所だった。

そんな浅ーい人物描写が本作を、ただの”アクション映画”にしてしまったわけですが、そのアクションシーンは逸品でした。本当に圧倒されました。
“ゲーム映像を見ているよう”と言うと良いのか悪いのかわかりませんが、ワンカット風に撮影された住宅内のアクションシーンは圧巻。
肉弾戦でハンドガンを使いまくるところはとにかくカッコイイ。
監督自ら車のボンネットに縛り付けられ、カメラを回して撮影するほどのアクションへのこだわりは、アクションが好きでもない自分でもすぐにわかります。
ナイフと素手とハンドガンとマシンガン。
そのすべてを駆使した中盤のアクションが凄すぎて、カーチェイスがおまけのように感じてしまいました。たいして車が好きじゃないからか。


さて、インドやバングラデシュでは子供の誘拐も多く、過去に僕SHIMURAも記事にした『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』も、インドでの誘拐事件がテーマになっていました。
現在でも人身売買や臓器売買によって年間多くの子どもが犠牲になっているようで、人身売買には性的な奴隷と労働力の2つがありますが、
本作に出てくる少年兵たちもおそらく誘拐されているような子ども達でしょう。彼らも自分が生きるために必死なんですね。
タイラーを射殺した少年兵が今後どうなっていくのかは少し気になるところです。

ガンアクションだけ高評価。
というのか、
ガンアクションだけで高評価。というのか。

どちらにせよ銃を使ったアクションは超一流。
アクションに興味のない女性からしたら「???」しか残らないと思いまっす。
個人的にはハマらなかったですが、アクション映画好きにはイチオシです。

ラストシーンの意味は?

最後にオヴィが水から上がった時、プールサイドにタイラーのような人影が映って映画が終了。

作中にオヴィの「溺れるのは川に落ちたからじゃない。そのまま沈むからだ」というセリフがありますが、
オヴィは最期にプールで”沈む”選択をしていた(死んでいた)のか?
逃走中にタイラーが度々観ていた幻覚のようなものをオヴィも見始めたのか?
はたまた人気が出た時に続編を作るために入れてみたのか?

答えもないであろう演出なので考えても無駄ですが、、。
アクションシーン以外は全くをもって良くない本作ですが、おそらくアクションを楽しむ映画なので、これはこれで成功映画なんでしょう。
点数は主観なので。

映画『タイラー・レイク -命の奪還-』 まとめ

『タイラー・レイク』が初監督作品となったサム・ハーグレイブですが、2作目が公開されれば迷わず観たいです。
そのときに、またアクションだけの映画だったら、3作目は観ないかもれませんが。
歳を取るにつれてアクションとヒーローに飽きが来ているSHIMURAでした。

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