ネタバレ感想

映画『ゲット・アウト』感想 | 黒人と白人の怖いスリラーから、人種差別を学ぶ

映画ゲットアウト

この記事でもいつも通り、途中からネタバレするのでご注意ください。

僕はyahoo!映画にてネタバレ被害に合いました。
意図的なのか猛烈な馬鹿なのかはわかりませんが、yahoo側が何とかしてくれよ。

あ。

映画はとてもとても良かったです。

完全主観評価(星4.0コ♡)

映画『ゲット・アウト』とは | 初耳の《サプライズ・スリラー》

原題   : GET OUT (日本語訳は「出てけ~!」)
製作年度 : 2017年
上映時間 : 104分
監督   : ジョーダン・ピール (初監督作品)
主演   : ダニエル・カルーヤ (クリス・ワシントン役)
ジャンル : 不気味で少しポップなホラー・スリラー

製作費450万ドル。
興行収入2億5000万ドル。(うひょーですね)
ちょっとだけグロいけど、そんなにはグロくない。
ちょっとだけ怖いけど、そんなに怖くない。

予告編では《サプライズ・スリラー》と紹介されていますね。
僕は若干のネタバレを見てしまい後悔しています。
ということで、冒頭に書いたようにネタバレは厳禁。
内容知らない人は《ちょっとだけ怖い》ということだけを頭に入れてさっさと観ちゃいましょう!

あらすじ(ネタバレ無し)

写真家のクリスは黒人。
彼女のローズは白人。
そんなラブラブのカップルのお話。
ある日、黒人のクリスは彼女の実家(アーミテージ一家)に行くことになるが、自分が黒人である為に、家族から受け入れられないのではないかと心配になる。
しかし実際はとても歓迎してくれるローズの家族たち。
安心するクリスだが、実家には黒人の使用人たちが複数。
その黒人たちの様子と、家族に少しづつ違和感を感じ始めると、、、。
おー。
怖そうでしょ?

『ゲット・アウト』のネタバレ感想

以下ネタバレ含みます

この話は実話です。
というのは無理がありますが、この映画は監督のジョーダン・ピールが脚本も書いています。
そしてこのストーリーのプロットとなっているのが、監督の体験談
白人の彼女と付き合っていた時、黒人のピール監督は家族と会う事が「すごく怖かった」のだとか。
脳みそを交換し体を奪われることも、差別も無かったようだが、その時の恐怖を基に完成した映画のようですね。

さて、この映画。

映画序盤や予告編では《ただの人種差別の糞サイコ家族》のように見せているのですが、そういうわけではないんですよ。

内容は、現実味こそ無いものの意外と単純明快で、
「不自由な体を捨てて新しい体を手にする為に、優れた体の人物を連れてきて自分の人格(脳みそ)を移植する」というもの。
目が見えない人は、目が見える体を。
体の弱った爺ちゃん婆ちゃんはプリプリピチピチの体を。
ということです。
最後に家族構成が明らかになっていくシーンは本当に怖かった。

なので、黒人をピックアップして拉致するのではなく、
能力の優れた人物をピックアップすると、それが黒人である。

ということっぽいです。

主人公のクリスは黒人として常に人種差別と闘っているものの、相手はどちらかと言うとただのサイコパス・ファミリー。
彼ら(白人たち)は黒人を差別している人たちではないんですね~。

映画自体は人種差別も大きなテーマになっていると思いますが、あくまで少数派であることの恐怖がテーマで、それに近い事を監督もインタビューにて言っていました。
アメリカでの黒人は少数派なんですね。(詳しくは記事下部にて)
なので、主人公のクリスと、映画を観ている僕たちは人種差別と闘っていますが、犯人家族は人種差別とは無縁なわけです。
むしろ黒人に対して、白人として劣等感を感じているのだと思います。
アンジャッシュのコントと同じシステムですね。

そして、人種差別に怯えるという事は、少数派(マイノリティー)であることへの恐怖心なわけです。
人種差別と同じようですが、少数派であるが故の恐怖心は、どこの小さな社会でも起こりうることです。黒人限定ではありません。

回りは高学歴者ばかりだけど、自分は高卒。
「大丈夫かな?」

回り都会人ばかりだけど、自分はド田舎出身。
「いじめられないだろうか?」

回りは白人ばかりだけど、自分は黒人。
「どう思われるだろうか?」

ということですね。

そして、日本人には少しわかりずらいのかもしれませんが、アメリカは日本人が想像する以上に白人至上主義なんですね。
なので黒人があのようなシチュエーションで怯えるのは珍しい事ではないのでしょう。
(それについては下部に書きますね)

僕は人種差別主義者ではありませんが、そういう人間は必ずいるので人種差別は当分の間は無くならないと思ってます。(無意識の人種差別が無いとは言えません、、)
人種差別が大きなテーマになっていますが、黒人の能力は非常に優れていて、憧れにもなりうる才能・DNAを秘めているって事ですよね。

「人種差別」「少数派が抱える恐怖」というテーマを、やっべえ感じに描いた『ゲット・アウト』。

ちなみに僕の場合は10年以上バスケットボールをしているので、犯人家族のアーミテージ一家と同じく黒人の身体能力には嫉妬しちゃってたりしました。

全体的に凄くメッセージ性・テーマが感じられ、スリラー系映画にしてはわかりやすく《良く出来ているな》と素直に思いました。
(僕はバードボックスを観てキョトンの男ですが)

映画『ゲット・アウト』から学ぶ。人種差別のお話

映画を基に(きっかけに)、少しだけでも《学び》を。
ということで、
今回は、人種差別のお話を少しだけかじります。
ほんの少しだけです。

http://tohotowa.co.jp/news/2017/07/getout

そもそも人種差別って何のことなのか

人種差別というのは、人種の違いによる差別のことです。
明確な定義はちょっと難しい話になりそうなので逃げます。
日本では感じにくいかもしれませんが、アメリカのように多くの民族が集まっている国では伝わりやすい大きな問題なんですね~。

自由の国アメリカでの黒人差別

自由の国と言えばアメリカ。
しかしアメリカで自由なのは”白人”だけなのかもしれません。
あらゆる人種差別の中でも最もわかりやすい例が白人と黒人。

バスケットボールおよびNBAオタクの僕からすると、黒人をほぼ毎日見ているので、アメリカ国内での白人と黒人の割合は50%,50%くらいなのかと思っていましたし、多くの人がそう思うのではないでしょうか?
(僕だけだったらゴメンネ)

しかし、実際は黒人はわずか14%程度らしいです。
そして、白人は65%程度
合計で80%くらいですが、残りの20%は黄色や小麦色のアジア人や、ヒスパニック系(スペインなど)です。
あくまで黒人は少数派なんです。

という事で、アメリカ全体では黒人が少数派(マイノリティー)となる為、人種差別の被害に合いやすいです。

人種差別で黒人が被害にあった実例

小さな人種差別はそこらへんに散らばっていると思います。
それは黒人に限らず。

映画で例えると、
ラップバトルをするエミネム『8マイル』
バスケをする白人『コーチカーター』
などですね。
これらの映画では白人が標的です。

アジア人もアメリカでは見下されやすいようですが。

しかし、やはりアメリカ全体で見ると黒人は標的になりやすいです。
事実を基に。ということで少し実例を出してみます。

白人警察官 vs 黒人の少年

2014年、アフリカ系アメリカ人18歳の少年が丸腰に関わらず、白人警察官によって射殺されました。
しかも6発の銃弾を受け、2発を頭部へ受けています。
しかし白人警察官は不起訴となり、世界各地で多くの抗議活動が起きた。という事件。

白人警察官 vs 黒人

同じく2014年、アフリカ系アメリカ人の男性が違法な販売を行っていたことで逮捕された。
逮捕の際に、白人警察官は首を絞めるように取り押さえ、男性は「息ができない」と繰り返し伝えていましたが、結果的には死亡してしまいました。
この様子を撮影したビデオが出回った事から、大きなデモ活動も行われましたが、警察官が起訴されることはありませんでした。

この一連の事件ではバスケットボールのリーグNBAでも選手が声を上げていたので、僕も当時のニュースをよく見ていました。

映画 『ゲット・アウト』 ネタバレ感想のまとめ

想像を超えてくると点数が跳ね上がるSHIMURA基準のランク付け。
今回は★4つにしました。
想像を軽ーくぴょんっと超えてきました。

「ぴょんっ」と言えば、人種差別や偏見に対してのオススメ映画がありました。

今思うと人種差別をテーマにしてると言っても良いかもしれないんですよ。
『ズートピア』

強いウサギの主人公と共に前向きになれるかもしれません。

この記事では人種差別について少し書きましたが、
悪意の無い人種差別もあります。

ちょっとした言葉の問題も人種差別と受け取る方もいるかもしれません。
偏見を差別と受け取る方もいるかもしれません。
そういった意味では人種差別は無くならないでしょう。

ですが、悲観する事はないと思います。
『ズートピア』のウサギちゃん初の警察官のようにたくましく。
僕は傑作だと思ってます。

『ズートピア』も『ゲット・アウト』も。

【おまけ】yahoo!映画のレビューにはご注意を

どうでも良い事ですが、僕がネタバレ状態で鑑賞してしまったのは、yahoo!映画のせいです。
というのもね。実は過去に同じことがありました。

yahoo!映画では、ネタバレ感想の場合に、ユーザーにそれを伝える為のマークがでます。
その為、鑑賞予定の場合はそれをクリックしません。
しかし、そのマークを付いていなくても、多少のネタバレが起きる場合があります。完ぺきではないよね。
それは許す。

しかし、
ネタバレマークを付けずに、
レビューのタイトルでネタバレを書く馬鹿者がいるんですよぉ~。
これは、やっちまってるんですよ。
完全に。

学生の時、『プリデスティネーション』という映画を観た後にyahoo!映画のレビューを見てました。
すると、タイトルにオチを書いているクレイジー投稿者がいたんです。
これはダメだと思い、yahooに連絡。
その後、yahoo側から対応がされるのかを待っていましたが、対応されませんでした。

ネタバレを書く無能な一定数の人間はしょうがないとして、
yahooがそれでは困るわけよ。

ちなみに今回のネタバレタイトルが、

“バッド・エンドかと思った。”

その文章には、
「ハッピーエンドですよ。」
という意味が含まれること。

わかんないのかな~?

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