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映画『ライド・ライク・ア・ガール』実在の女性騎手を女性監督が描く | ネタバレ感想あり

ジャンル問わずに映画は観ていますが、
スポーツ×ファミリー×実話というだけで、アツくなってしまう単純で純粋な心はまだまだ変わってなかった。
安心安心。。

完全主観評価星4個

▶星0~1:製作側に意地悪された ▶星1.5~2:後悔 ▶星2.5~3:相性がやや悪いのか  ▶星3.5:楽しめた ▶星4: 楽しめた♡ ▶星4.5:ハリーポッター ▶星5:超ハリーポッター

映画『ライド・ライク・ア・ガール』 短めコンパクトに収めた実話ムービー

原題   : Ride Like a Girl
製作年度 : 2019年
上映時間 : 98分
監督   : レイチェル・グリフィス
主演   : テリーサ・パーマー (ミシェル・ペイン役)
ジャンル : スポーツ・ヒューマンドラマ・競馬・ノンフィクション

オーストラリア・メルボルンで毎年行われる競馬のレース(メルボルンカップ)にて、実際に活躍した女性騎手を描いた『ライク・ライド・ア・ガール』
監督を務めたのはメルボルン出身の女性、レイチェル・グリフィス。
競馬レースにて女性騎手は少ないですが、女性映画監督も少ないですよね。
力強さもありながら、キュッとまとめた見やすさもある。
観やすくて熱い映画でした。

あらすじ

ネタバレ無し

10人兄弟の末っ子として生まれたミシェル・ペインは、生後半年で母親を亡くし父親と大量の兄弟たちと生活する。
家族の多くが競馬の騎手として活躍している絵にかいたような競馬一家の中で、末娘のミシェルも騎手として活躍する事を夢見ながら成長していく。
ミシェルは競馬のレースの中でも最も有名なメルボルンカップに出るという目標に向かって少しも止まらない。。

これくらいだけの知識で観ても面白いかな?
と思ったので、ネタバレ無しのあらすじはここまでで。

メルボルンカップとは?

  1. オーストラリアで最も有名な競争と呼ばれる
  2. 1861年から続く伝統のレース
  3. 賞金総額5億円以上(だいたい)にも及ぶ規模
  4. 開催日はメルボルンカップ・デーとなり祝日になる
  5. この情報は全部wikipedia調べ

こんな感じですが、頭に入れておけば良いのは
《メルボルンカップ=本当に凄い大会》ということ
ですね。
規模の大きさがなんとなく掴めている方が面白いと思います。

競馬に興味が無いとつまらない?

僕自身は競馬にも馬にも全く興味は無く、興味があるのは女性くらいでしたが、競馬初心者でもばっちり楽しめました。
競馬の事や、メルボルンカップについて知っていたら、さらに楽しめるかもしれませんが、知らなくても問題ないでしょう。
馬の名前を筆頭に、カタカナの名前が大量にでてくるので若干パニックでしたが、そこまで覚える必要もないですし。
主人公(ミシェル)と、その馬(プリンスオブペンザンス)だけ覚えてしまえばOKです。

映画『ライドライクアガール』のネタバレ感想

以下ネタバレ含みます

ざっくりネタバレあらすじ

小さなころからメルボルンカップを目指して努力してきた10人兄弟末娘のミシェル。
末娘という事で父親からはいつも《little girl》と呼ばれていました。
そんなミシェルは、1つ上でダウン症の兄と特に仲良し。
ある日、ミシェルの姉の一人が落馬で亡くなってしまいます。
馬から落ちただけに思うかもしれませんが、とんでもないスピードで複数の馬と走るので、死亡事故は残念ながら起こりうるんですね。
“最も危ないスポーツ”と作中でも言っていた気がします。

そんな事故がありながら、末っ子のミシェルは、周りの兄弟に追い付け追い越せの精神で成長してきたのでとにかく強い。
気持ちが強い。
頑固。
常にあきらめない。
そんな努力を続けたミシェルは騎手としてのキャリアをスタートさせ、幾つものレースをこなしていきますが、ある日のレースで落馬し重傷を負います。
脳へのダメージが大きかった為、復帰も危ぶまれましたがそこはミシェル・ペイン。
怪我をする前に、意見の相違で疎遠になっていた父親は2人も娘を失う所だったので自分を責めますが、ミシェルのまっすぐな気持ちを変える事は誰にもできず、彼女は騎手に復帰します。
そして順調に勝ち数を増やしていった彼女は夢の舞台であるメルボルンカップへの出場が決まります。
出場したメルボルンカップでは優勝オッズが1000を超えていた(気がする)ので、彼女の優勝を予想する人はほとんどいませんでしたが、
大方の予想を覆し見事に優勝。
メルボルンカップ史上初めての女性騎手の優勝となりました。

ネタバレ感想

メルボルンカップはオーストラリアでは国民的行事となっており、いわばレベルの高い大会のようですね。
そんな大会まで行くと「女性騎手は勝てない」というのが通説の様ですが、そこで見事に1位を勝ち取ったミシェル・ペイン
日本では特に女性騎手は珍しいようですが、オーストラリアでも女性騎手は少ないようで、作中で競う騎手は全員が男だったと思います。
実際に女性騎手が勝てない、少ない。そんな環境もあるので女性差別ともとれるような描写も多少は見られましが、極端な胸糞映画のようなことはありません。
むしろ女性騎手のトゥルーストーリーで女性監督という事は鑑賞前から知っていたので、想像以上に女性差別問題についてはあっさりしていたな~という印象です。

そういった社会問題よりも、ヒューマンドラマとしての”家族の物語”で心温まらせてくれます。そしてスポーツ映画として最後は熱々に沸騰させてくれる作品でした。
騎手として馬にゾッコンなミシェルなので恋愛要素はゼロ。ダウン症の兄とのナイスな関係性や、思う事多くとも静かに見守る父親。
家族に支えられながら末娘としてとにかく頑固で強いミシェル。
そんな作り上げたような要素たっぷりでドラマティックな事実がありながら、実際の映像も交えて展開していくのも興味深いですね。
観ている側は事実確認はできないので“嘘っぽさが無い”というのは重要かなと。

僕は競馬も馬も何も知らなかったので、知識不足でわからない事もありましたが、逆に新鮮に知識を仕入れる事もできました。

実在のミシェル・ペインについて

メルボルンカップ優勝という事で、凄い女性ではあるものの日本での知名度は極めて低いと思います。
僕だけが知らなかったのなら、その時はごめんなさい。
さて、ミシェル・ペインについて少し調べてみたので書いておきます。

まずミシェル・ペインが優勝したのは2015年の話。
意外と最近のストーリーなんです。
そして翌年の2016年には臓器が裂けるほどの怪我で緊急手術。
競馬怖すぎ。
しかし、同年には年間を通して最も国に影響を与えたスポーツマンに授与されるドン賞を受賞。
将来的な目標はトレーナーになること。

と、これくらいの情報しか調べられませんでしたが、オーストラリアの人ならば皆知っている方なのではないでしょうか。

映画『ライド・ライク・ア・ガール』 まとめ

かなりコンパクトで上手に短くまとめた印象の『ライド・ライク・ア・ガール』は、とても観やすい。
24時間不眠の後でもさらっと観れそうな。
腹12分目でもあっさり観れそうな。
フルマラソンの後でもギリ観れそうな。

そんな感じで、良い意味で癖のない映画に仕上がっています。

ちなみに女性の活躍を描いた映画ですが、映画館では僕を含めおじさん4人での鑑賞でした。