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『悪魔はいつもそこに』ネタバレ感想 |神様と暴力と宗教と人間

スパイダーマンが好きでトム・ホランドが主演という事で観ました。

完全主観評価

▶星0~1:製作側に意地悪された ▶星1.5~2:後悔 ▶星2.5~3:相性がやや悪いのか  ▶星3.5:楽しめた ▶星4: 楽しめた♡ ▶星4.5:ハリーポッター ▶星5:超ハリーポッター

『悪魔はいつもそこに』神の映画

原題   : THE DEVIL ALL THE TIME
製作年度 : 2020年
上映時間 : 138分
監督   : アントニオ・カンポス
ジャンル : スリラー

キャスト

トム・ホランド — MCUのスパイダーマン
ハリー・メリング — ハリーポッターのダドリーちゃん
ロバート・パティンソン — ハリーポッターのセドリック
セバスチャン・スタン — MCUのウィンターソルジャー
ビル・スカルスガルド — It のペニーワイズ
ジェイソン・クラーク — 悪役中心にいろいろ

ジャンルは正直わからない。
続きが気になるダークな映画なのでスリラーとさせていただきました。

主人公はトム・ホランドなのですが、出てくるまで多分1時間くらいあるんではないでしょうか?それまでは他の人物たちを中心に進んでいきます。

『悪魔はいつもそこに』のネタバレ感想 &プチ解説

以下ネタバレ含みます

暴力と信仰心

オハイオ州のノッケンスティフ。
ウエストバージニア州のコールクリーク。
この2つの地域。
「どのようにそれぞれの出身者が結びついたのか?それがこの物語の肝。」
といったナレーションで始まるNetflixオリジナル作品の『悪魔はいつもそこに』。
2つの地域の出身者がどのように出会ったのか。という事ですが、大きなテーマはやはり宗教や信仰心。
よってキリスト教に関しての知識があると見え方は違うのかも。
おバカちゃんの僕は神様を少しも信じません。
神を崇拝し、強い信仰心が原因で人生を終わらせてしまう人達がたくさん出てくる作品です。

あらすじ~結末までを簡単に。。

わざわざ映画を観直しながら、あらすじの詳細を書きたくないので簡単に短く。登場人物をギュッと絞って絞ってまとめた荒いあらすじ解説に入ります。

物語は2組のカップルが同日、同じバーで出会う所から始まります

1組のカップルは戦争帰りのウィラードと、ウェイトレスのシャーロット。
お互いに一目惚れのように惹かれあい結婚し子どもが生まれました。
その子どもがトム・ホランド演じるアーヴィン。
主人公的人物です。

2組目のカップルは、後に連続殺人犯になっていく夫婦でカールとサンディ。子どもは作らず殺人と強盗を繰り返していきます。

トム・ホランドが出てくるまでが長い。


アーヴィン(トム・ホランド)がまだ子供の時に、母親はガンになり治療が出来ない状態に。父親のウィラードは妻を救うために神へのお祈りを続けますが、もちろん病気は治らず。
信仰心の強い父親ウィラードは、飼い犬を生贄に捧げますが妻の病気は治らず。
結局シャーロットはガンで死に、ウィラードも最終的に自殺します。
親のいなくなったアーヴィンは叔父の家で育つこととなりました。
そこで出会ったのが義理の妹レノーラ


レノーラの父親は牧師で、神の力で人を生き返らせることが出来ると思い込み、妻へ向けて発砲。生き返らせることが出来ずに妻が死亡。
その後に2組目のカップルに遭遇してしまい本人も殺されます。

過度な信仰心により両親を失った2人が義理の兄弟として生活していき、アーヴィンはレノーラを本当の妹のように可愛がりますが、レノーラもまた強い信仰心を持っており、変態牧師プレストン(ロバート・パティンソン)に騙されてしまい死亡。理由は省く。

死後にレノーラが妊娠していたことを聞いたアーヴィンは、変態牧師を怪しいと思い尾行し始める。尾行中の変態牧師の変態行動によりアーヴィンは変態が原因でレノーラが死んだと確信し、アーヴィンは変態牧師を銃殺する。

アーヴィンはヒッチハイクをしながら街を出て、生まれ育った実家へ戻りに行くが、そこで出会ったのがこれまた2組めのカップル
カップルが危険であることに気が付きアーヴィンは2人とも銃殺。

その後、2組目のカップルと関係のある保安官に追われるが、今度は保安官を銃殺。

ラストシーン、ヒッチハイクを続けるアーヴィンは車に拾ってもらい、人の車で寝るのは嫌だったが、ラジオにて戦争のニュースを聞きながら眠りにつく。

というお話でした。
もちろん超省いているので、気になる人は今からでも遅くない。
Netflixに加入して鑑賞して下さいな。

ナレーションで昔話のように

ナレーションは誰やねん!


『悪魔はいつもそこに』では要所要所でナレーションが入る、おとぎ話のような昔話のような演出でしたがナレーションは誰なのか最後まで分かりません。
ナレーションは登場人物本人しか知り得ない内面的な部分まで把握しているので神様的な存在としても匂わせているのかもしれません。

そして、ほんとの事を言うとナレーションはドナルド・レイ・ポロック
本作品の原作者でした。

悪魔はいつもどこに?

小説が原作で原題はTHE DEVIL ALL THE TIME
直訳で“いつも悪魔”

悪魔と言うと角が二本くらい生えていて、牙があったり大きめのフォーク持ってたり。
ちょっと赤っぽいイメージがあるあのキャラクター。悪魔。
ですが。
人間界に潜む悪魔というのはそういった類のものでは無く、悪魔はいつもそこにいる。

宗教や信仰心。
ときに神様。
そして人間。


本作で命を落としてしまった人たちの多くが深い信仰心を持っていましたね。そしてそれらは暴力にも繋がり、暴力に対抗するものは暴力でしかありませんでした。

人を救うはずの神や宗教は、信じる人によっては悪魔となり暴力を生む。

僕の場合はそんなことも感じました。

そして作中では変態牧師がこんなような事を言っていました。


思い込みが罪に導く
妄想が人を罪に導く


おそらく変態牧師に信仰心は無く、自身の変態活動や権力保持の為に牧師をしていました。
神を信じない牧師は性格が悪魔的に悪く、神の存在自体を”思い込み・妄想”と言っていたのかも。。。

昔は普通の事だったのかも

昔の人たちは今よりも神への信仰が深く、悪魔的な存在にも怯えていたようです。
世界で初めて法律が出来た大昔の地球。
被告を裁くのは裁判員ではなく、神だったという話もあります。

この湖を泳げ!
嘘をついている奴には泳ぎ切る事は出来ないだろう。

そんな時代も実際にあり、原因がわからない事は神や悪魔が原因とされることも多かったようです。
生贄という考え方も世界中にありますし、病気を煙で直そうとしていた人たちもします。
今は化学が発展してさまざまな事がわかるので、『悪魔はいつもそこに』では、神を過剰に信じた愚かな人たちに見えるかもしませんが、大昔の人たちにはそうは見えないかもしれません。

映画『悪魔はいつもそこに』 ネタバレ感想まとめ

終始ダークな雰囲気で、多くの登場人物の心情が描かれながら進む展開は、嫌いではありませんがどちらかと言えば苦手なジャンル。
僕はキリスト教への知識などもほぼ持っておりません。
知識の量や宗教観など見る人によって思う事さまざまかもしれませんが、最後まで観ればつまらないという事はないのではないでしょうか。