俳優であるジョエル・エドガートンが長編映画監督デビューした『ザ・ギフト』。
不気味そうなDVDパッケージから勝手に想像していた、血が飛び散るようなイメージとは違いました。
完全主観評価(3.5)
ザ・ギフトってどんな映画?
上映時間 : 108分
監督 : ジョエル・エドガートン
主演 : ジェイソン・べイトマン
レベッカ・ホール
ジョエル・エドガートン
公式サイトではサイコスリラー、ウィキペディアではスリラーとジャンル付けられている映画『ザ・ギフト』。原題も同じくTHE GIFTですが、その名の通りギフトが鍵となる?映画です。
次々と贈られるギフトですが、最後のギフトとは?みたいな。
お化けさんも殺人犯も出てきませんが、まあまあ怖い映画になっています。
あらすじ・予告編
ざっとあらすじ
子どものいない仲良し夫婦のサイモン(夫)とロビン(妻)。
引っ越しをした街で、サイモンは元同級生であるゴードンに出会う。
ゴードンは引っ越し祝いとして夫婦へワインを贈ると、妻のロビンはお礼として新居のディナーへ招待する。
しかし、サイモンとゴードンは学生時代に決して中が良いわけではなかった。
その後もゴードンはサイモン宅にプレゼント送り続けるが、、。
だんだん怖くなってきます。
不気味な雰囲気がありますが、グロい描写があるような映画ではありません。
始まりは、赤ワイン
2つ目は、鯉3つ、4つ、5つ、6つ
THE GIFT DVD ジャケットより
衝撃のラストであかされる”恐怖の贈り物”の真実とは
予告編
ザ・ギフトのネタバレ解説&感想
ネタバレ有で内容を超短くまとめると。
学生時代[サイモン]にメタメタにいじめられた経験のある[ゴードン]の復讐劇。
[ゴードン]は[サイモン]に復讐しようとしたわけではなかったが、久しぶりに会ったサイモンは「全く変わっていない糞人間だった」。
復讐を開始する。
[サイモン]の妻[ロビン]もサイモンの糞人間っぷりに気が付く。
[サイモン]に天罰が下る。
という流れになりますが、最後の解釈は観る人によって変わってきます。
というのも、最後のプレゼントにビデオが入っています。妻のロビンが気を失っている映像にて、ロビンがレイプされているかもしれない?というものです。
その真偽はわかりませんが、子どもは誰の子どもかわかりません。
感想&考察
映画を観終わった後に、誰もが気になるのは「いったい誰の子供なのか?」
というところだと思います。
はっきりと分からないのもまた恐ろしい所ではありますが、やっぱり気になります。
個人的には
子どもはゴードンの子ではない。
と思っています。
理由は
ゴードンはそこまで悪い事はしない気がする。
の1点張り。
赤ワインから始まったゴードンのプレゼント。
最後のプレゼントは「ゴードンの子ども」なのか、
それとも、その可能性を見せることによる「猛烈な不安」なのか。
ただ、ここまで善悪が見事に逆転すると、
ロビン的にはゴードンの子どもである方が安心な気もしてしまう。
遺伝子的には。
ということで、個人的にはとても愉しめた映画ですが、一つだけ残念なのが、一つ目のプレゼントから最後のプレゼントまでの関係性が特に無い事です。
一つ目は、赤ワイン。二つ目は、鯉。
みたいなキャッチコピーを見ていたので、
7つ集めたら願いが叶うドラゴンボール。
的な感じに関連性があるのかと。
アイテムに繋がりは無いんだなー。と思ってしまいました。
映画【ギフト】ネタバレ感想&ストーリーのまとめ
不気味な雰囲気で怖い映画ではありますが、少しだけスカッとした。
皆さんはどうなのかな?