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映画『ウトヤ島、7月22日』ネタバレ感想 | テロの事が何もわからない。。

77人が亡くなったノルウェーの連続テロ事件。
その当時の恐怖をワンカットで描いた作品ですが、
この映画を観ても、テロについての情報は一切得られないので、
テロの背景などの詳細についてもちょびっとだけ書いていこうと思います。
そして、今回は『7月22日』という映画についても触れていきます。

完全主観評価[jinstar2.0 size=”16px”]星ふたつ

▶星0~1:製作側に意地悪された ▶星1.5~2:後悔 ▶星2.5~3:相性がやや悪いのか  ▶星3.5:楽しめた ▶星4: 楽しめた♡ ▶星4.5:ハリーポッター ▶星5:超ハリーポッター

映画『ウトヤ島、7月22日』世界1平和な島で起きたテロ事件

原題   : UTOYA 22. JULI/UTOYA: JULY 22
製作年度 : 2018年
上映時間 : 97分
監督   : エリック・ポッペ
主演   : アンドレア・ベルンツェン
ジャンル : ノンフィクション風のフィクション

2011年にノルウェーで起こったテロ事件の恐怖を、疑似体験させるような緊張のワンカット映画。
ひたすら銃声から逃げる逃げる
そんな無差別殺人の恐怖を描いた映画でした。

あらすじ(ネタバレ無し)

2011年7月22日にノルウェーのウトヤ島で起こった無差別銃乱射事件。
たった一人の犯人は、まずはノルウェーの首都であるオスロで爆弾テロを実行する。
その直後にノルウェーの離島に渡り、若者たちの命を次から次へと奪っていった。
そんなテロ事件を題材にしたこの映画では、実質あらすじと呼べるものは特にない。

映画『ウトヤ島、7月22日』のネタバレ感想

以下ネタバレ含みます

まず映画を観ていない人に向けて、本編の内容を説明してみる。

・ウトヤ島にて若者のキャンプ中に銃声が聞こえる。
・誰かによる殺人/テロだとわかりパニックになる。
・全員逃げまくる。
・多くの人が銃殺される。
・助けが来くる。
・終わり。

「どんなテロ事件だったんだろう?」
という理由で観始めても何もわからないので、そこは注意です。


作中の若者の会話で、「犯人は2人」という話も出ますが実際は1人でした。
害にあった若者たちは、犯人が誰なのか?何人なのか?ということもわからずに殺されてしまったのでしょうが、観ている側もまさに同じ状況なるわけです。
いったい何が起こってるのか全然わからない。
そして最後には主人公があっさり銃殺されると。
最初から最後までいろいろと《わからない》まま。
ひたすらパニックのまま進んでいきます。

ただ、それは実際に起きたテロ事件を、リアルに描写したという事なのかもしれません。
しかし。
撃たれた銃弾の数は現実と映画で同じでも、ストーリー自体は完全にフィクションで、そもそもリアルなのかどうかの判断もできません。
リアルじゃないとしたら?

映画はエンターテインメント。
単純にエンタメとして『ウトヤ島、7月22日』を考えてみると?
正直よくわからない。
面白いかと聞かれると、ぜんぜん面白くない。(そもそも題材的に愚問かもしれませんが、、)

ワンカット撮影を売りにし疑似体験できるような映像でありながら、リアリティについては不明なところで、そのストーリーというのはあって無いようなもの。

主人公がひたすら隠れる数十分間は、スマホを触りたくなるほど退屈な時間に。
観終わってみると、いったい何を見ていたのかと自問自答。

結局「なんじゃこの映画」と言うのが率直な感想。
しかし、映画をたくさん観ていればそんな経験はあたりまえ。
さっさと切り替えて、ノルウェーの一連のテロ事件について調べてみると、Netflixにて『7月22日』という映画を発見!
監督は『キャプテン・フィリップス』や『ユナイテッド93』を手掛けたポール・グリーングラス。
うーん。こっちの方が面白そうだ。
ということで鑑賞しました!

『ウトヤ島 7月22日』銃撃中数時間の逃走劇をひたすら描いた作品だとすれば、
『7月22日』テロの背景や、その後の被害者や加害者の事までを描いた作品です。
個人的には後者が好みでしたが、ノルウェーの7月22日のテロの事を知るには、youtubeも見逃せないのです。

テロについて学ぼうと思ったのであれば、こちらのドキュメンタリーはお勧めです。
再現ドラマの一部には映画『7月22日』が使われています。
ちなみに『7月22日』に出てくるテロリストのブレイビクはめちゃくちゃ怖い。『ウトヤ島 7月22日』では、ブレイビクは足元しか映らないですが。

と!いうことで。
いざ考え直してみると、
『ウトヤ島、7月22日』は面白くもなんともない駄作ではあるが、
ワンカットとよばれる撮影手法を用いて、テロの背景などの説明もなく主人公はあっさりと銃殺されてしまう。
しかしこういった事が少しでも話題になる事で、テロを広く認知してもらう事には成功したのかもしれない。

実際に僕もテロのことは知らず、勉強のきっかけにさせていただきましたので。

映画『ウトヤ島、7月22日』から学ぶ《ノルウェー連続テロ事件&右翼と左翼》

学びのきっかけ程度に少しだけ見て!

映画を基に(きっかけに)、少しだけでも《学び》を。
ということで。
今回は、ノルウェーのテロを語る上で外せない、右翼と左翼のお話です。
最近では「ネトウヨ」とかいう言葉もあったりね。

まずノルウェーの連続テロが起きた背景

まず最初に、テロと言うのは殺人とどう違うのか?を説明します。
ノルウェーの連続殺人事件では77人が殺害されましたが、それは”テロ”と呼ばれています。
テロと言うのは政治的な目的の上で行われる殺人や暴力などの事です。
ノルウェーのテロの犯人は”アンネシュ・ベーリング・ブレイビク”。
ブレイビクはただ遊びで人を殺したわけでは無く、ノルウェーに対して何かしらの不満があったわけです。
その不満と言うのが、
移民の受け入れや多文化主義。

「移民をこのまま受け入れていてはノルウェーがダメになってしまう!」
「この思想を多くの人に知ってもらわなければ!」

というブレイビクの考え
がテロに繋がってしまいました。
いわば、愛国心ってやつでしょうか。
(ブレイビクは自分の思想を広める為、警察が島に到着次第、無抵抗で逮捕されています。)

右翼と左翼の違い

作中でも、ブレイビクの極右的思考が犯行に繋がったとのテロップが流れますが、極右というのは極端に右翼的という事です。
では右翼とは何か?
右翼とは、保守的な考えで、国の伝統などを重んじる人たち。
左翼はその逆で、新しい事を取り入れよう!という人たち。
若干無理やり感ありますが、そんなイメージ。

いやいや。
よくわかりませんわ!
という人に。

今まで移民を受け入れてなかった閉鎖的な国があったとします。
そんな国が移民を受け入れてより国際的に。

これに反対する人が右翼。
賛成する人は左翼。
という事になります。
明確な定義を求められると難しい問いではありますがそんな感じ。

「中国人や韓国人は日本から出ていけ!」
なんていう書き込みをネット上にしている匿名の人たちは、ネット右翼ことネトウヨなんて呼ばれたりしてます。

テロ犯のブレイビクは移民の受け入れや多文化主義に反対しており、極端な右翼的思考を持っていました。

テロ犯のブレイビク。現在は

ノルウェーには死刑制度はありません。
というよりも、日本人からすると驚きかもしれませんが、死刑制度は現在多くの国で廃止されており、先進国では日本とアメリカくらい。
という事でテロ犯のブレイビクは懲役100年くらいかな?と思いきや、懲役21年の判決が下っています。
出所するまであと15年ほど。
ブレイビクがまた一般社会に出てくると思うと恐ろしいですが、ノルウェーの法律ではそんなもんらしいです。
ひたすらに怖い。

映画『ウトヤ島、7月22日』 まとめ

愛国心は時にテロ。時に差別、暴力に繋がっていくと思います。

「ノルウェーの事なんてどうでも良い。」
「選挙なんて興味ない。」
「政治なんて興味ない。」

少し極端ですが、ブレイビクがこんな考えの人物であればこのようなテロは起きませんでした。
愛国心はほどほどに。国を愛するなら、地球を愛する”愛球心”の方が平和でよいですね。

宇宙の奴らが来るまでは。